土地改良事業とは?
神世の昔から、水田や畑耕作は行われており、米や野菜等、食生活に必要な品物は自給自足時代からでした。しかし、人口が増えるに従って消費量は増えるが、小区画で不整形、排水の悪い水田、水不足、又、急傾斜畑の耕地は生産力は上がらず、手間ばかりかかって生産費用がかさんでいました
これらを解消するため、農業経営の合理化を図り農業生産力を高めていく必要から、昭和24年(1949年)に、土地改良法と云う法律が制定され、ダムや頭首工、水路、又、ほ場整備、開墾等の土地改良事業が行われてきました。
国営って?
広い地域で水が足らない所に大きなダムや、川を直接止めて水を取る頭首工、ポンプ、水路等必要です。
これらの施設を作るには、技術やお金、又、人が必要なため、国が直接工事をしてくれるのが国営事業です。条件は全体面積3000ha以上で、一番終わりの面積が500ha以上にダムや頭首工、水路、ポンプ等が出来ます。
県営って?
広い地域は、国営事業で進めますが、中規模な事業は、県が直接工事をしてくれるのが、県営事業です。
条件は、全体面積200ha以上で、一番終りの面積が100ha以上必要で、頭首工や、水路、ポンプ等が出来ます。
団体営(改良区)って?
国営事業地域の中で、県営事業の末端小規模なる施設造成として、改良区が直接工事をするものです。
条件は、全体面積20ha以上で、一番終わりの面積が、5ha以上あれば出来ます。
関連事業
その地域の主な土地改良事業は上記ほ場事業で行うが、他の事業をやれば効果が上がるために行う事業を関連事業と言います。
ここの愛知川土地改良事業の関連事業は国営、県営、団体営等のかんがい排水事業【水を造り送る】によって、田の水がより多く、安心して農業が出来ます。
この為、大型機械【トラクター、コンバイン、田植機】を入れて仕事が出来る様にほ場整備事業が関連事業として取り入れられ、1967年【昭和42年】頃より始まり、今日では担い手【農業後継者】が育ち農業の持続が図られる様大区画【大きいのでは1枚が3haもあり】で進められ全体7000ha【現在45土地改良区】近くが完了もしくは整備中であります。